SHINYA
MATSUO

経理松尾信也2010年入社
株式会社ヨックモックホールディングス出向
決算書から会社の業績を読み解く。
経理視点でグループの未来のための提案をしたい。

入社後、西武百貨店池袋店で販売研修を2ヵ月、日光工場で2週間の製造研修を受ける。その後2010年7月、財務経理に配属となる。以降経理一筋で現在に至る。業務は、日々の入出金管理からグループ全体に関わる決算書の作成まで、資金の動きに関する幅広い内容を担当している。

経理の仕事には、「正解」がある
正確な処理とスピーディな対応をモットーに

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経理の仕事はひと言でいえば、会社の動きを数字に表す仕事です。伝票の作成・チェック、売上の入金処理や納入業者からの請求に対する支払い、社員の経費精算など、日々の入出金管理をはじめ、長期的な資金繰りの計画を立てることも業務の一環です。また、メインとなるのは会社の業績を判断するために必要な決算書の作成です。月次、四半期、年度という形で、最も多くの時間を割いて作成にあたっています。

当初経理に配属が決まったときは、全く知識がなく戸惑いましたが、数学が好きだったこともあり、自分をよく見てくれたからこその会社の判断なのだと思いました。社内で簿記の研修を受け、自分でも勉強しつつ、先輩に教わりながら仕事を覚えていきました。現在は、業務を通じて様々な経験をし、それなりに自信もついて、スタッフを指導したりチェックする立場になっています。

普段経理の仕事をするにあたり心がけているのは、正確な処理です。経理の仕事は、処理の仕方が法律で決まっていることが多く、いわば「正解」があります。そこに向かって、いかに早く正しく処理できるか。会計や税務の知識をしっかりと覚え確実に間違いのない処理をすることをモットーにしています。また、他部署から会計処理に関する質問を受けることも多く、その際は相手の業務に支障をきたさないようスピーディに回答するよう心がけています。

決算書の作成に関しては、ボリュームがあるので分担しながら作成していますが、会社の業績を判断するための重要な文書。こうした書類の作成に携われるのは、非常にやりがいを感じます。最近は、従業員に向けた決算説明会も始めました。一般職向けには、決算の結果をわかりやすく説明する。管理職向けには、他社事例を見ながら比較をし、当社であればどういったことができるか対話の機会も設けています。こうした取り組みで、全従業員が経理的な視点も持つことで、今後のさらなる業績アップに繋げていきたいと思っています。

システムの選定から運用の業務フロー確立まで
グループ会社の担当とともに導入をリード

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2015年11月に新しい会計システムと経費精算システムを導入しました。以前使用していたシステムは、かなり年数も経っていましたし、不具合も生じていたので、社内のシステムを担当する部署と共に、準備が始まりました。今回は、グループ会社全体での統一システム導入でしたので、各社の担当ともミーティングを行い、当社に合うシステムを検討していきました。

システムを決めてからは、運用のためのマニュアルづくりに力を入れました。特に経費精算システムは全社員が使うシステムなので、いかに経理に関する部分の負担を軽減できるかということを考えてマニュアルを作成しました。会計システムも大きく変わりましたが、新しいシステムを使った業務フローに関しても、私が中心となって確立していきました。導入後は、全社員に理解いただくために、マニュアルと共にシステムについての説明会をほぼ全社員に対して実施し、運用に向けた準備をしていきました。

この新システム導入で、互換性のあるデータが簡単に利用できるようになり、各伝票の最終チェックや決算書の作成、支払い業務などがとても楽になったと思います。スタートから展開まで、とてもボリュームの多い仕事でしたが、無事に運用でき、業務の効率化を図ることができ、達成感を感じています。

一方で、現状、私が日々行っている仕事は、過去や現在の業務に関するものが多いとも感じています。経理は、決算書からさまざまな問題を読み取ることができるので、今後は経理の視点で会社の業績を良くしていく、未来のための提案をしていきたい、と思っています。

※部署名はインタビュー当時のものです。

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私の仕事をパワーアップしてくれたのはこれ! 社内に同期の社員が7人いますが、とても仲が良く、時々飲み会を開いては、仕事の情報交換をしています。入社間もない頃は、一緒に旅行にも行きました。今は、みんな中堅社員となり仕事の責任も増してきましたが、うまい具合にいろいろな部署に配属されているので、助け合いながら仕事ができています。同期の活躍を耳にすると、自分も頑張ろうと刺激になります。写真は社員旅行でハワイに行ったときのもの。海外社員旅行は3年ごとに行き先が変わり、その間1回参加できるのですが、仕事の都合をつけ、全員が揃うことができ、現地では大いに楽しみました!