SAYO
NAKAMURA

新規事業中村紗代2016年入社
商品の企画から生産・物流の手配まで。
全工程に関われ「想い」が込められる。

入社後、髙島屋横浜店ヨックモック売場で販売を約4ヵ月経験する。2016年9月、営業部に配属となり、神奈川エリアのヨックモックブランドの営業を担当。2018年10月、チャネル開発部(現在の新規事業部)に異動となり、現在はテーマパークを始めとするOEM外商向けの営業活動を行っている。
※メーカーが他社ブランドの商品を製造すること

自分が携わった商品が販売され
お客様が手に取る姿を見るのが、大きなやりがいに

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当社はヨックモックブランドを中心に百貨店を主な販売チャネルとしていますが、百貨店以外のチャネル向けに営業活動をしているのが、私が所属する新規事業部OEMグループです。具体的には、コンビニエンスストア(CVS)や量販店、テーマパーク、キャラクターショップ、雑貨店などが取引先となります。こうした取引先に対し、先方の要望を元に商品を企画提案し、販売していただいております。

OEMの仕事は当社の売場があるわけではないため、現在商品展開されていても、いつ販売終了となるか、先方の考えや事情によるため、厳しい状況もあります。そのため、現在の取引先に対してはアイテム数を増やす提案を行うと同時に、新規の取引先を開拓するといった営業活動も同時に行っています。

現在私は、主にテーマパークの取引先を担当しています。テーマパークの場合は、季節ごとにイベントがあり、それに向けた先方からの説明を受け、価格や数量、ターゲットの年齢層に合わせて提案を行います。日頃から心がけているのは、現場に足を運ぶこと。実際に商品展開される場所や他社商品を見ることで、売れ筋商品の把握ができたり、逆にまだ売場にないような商品の提案をすることもでき、取引先にも新たな需要獲得のチャンスだと思ってもらうことが可能です。

OEMの仕事は、新規開拓という面での大変さもありますが、企画提案から携われるだけに、実際に形になった時は大きな喜びがあります。特にテーマパークは私にとって馴染の場所であり、そこで私が携わった商品が販売され、パークの一部になっていること、そしてお客様が手に取っているのを見る時に大きなやりがいを感じます。

新企画の商品のシール設計を担当
今後はゼロから商品を企画する仕事もしていきたい

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現在の部署に異動直後に、先輩とテーマパークの仕事をしました。その時は既存商品ではなく、ゼロから企画した商品の展開で、たくさんの作業プロセスがあり、私は商品の紙箱の蓋を留めるシールの選定を任されました。テーマパークの場合、シールに関しては要望が細かくあり、販売中にはがれない、お客様がシールをはがす際に箱の表面を傷つけない、といったことが挙げられます。すなわち、粘着力が弱くてもダメ、強くてもダメだということ。まずはシールの粘着の度合いから選定し、シールの硬さも影響するため、組み合わせをいろいろ変えながら大きさと形を決め、テストを繰り返していきました。粘着の度合いについても、糊をつける幅を検討し、実際に箱に貼って常温で2週間置いて状態を確認するテストも行いました。これまでは缶の商品でしか展開実績がなかったため、すべてが初めての経験。苦労はしましたが、結果的には、取引先にとってもお客様にとってもベストなものを作ることができ、とても良かったと思います。

シールの製作はプロセスの一部でしかありませんが、OEMの仕事は展開する商品によってはゼロから開発するものもあり、社内の多くの部署と連動して動くことになります。とりわけテーマパークの場合は、納品が1年先という商品も珍しくなく、案件が複数同時進行で進むことも多いので、各関係部署への依頼の仕方や調整など、常にスケジュールを意識しながら進行するようにしています。大変ですが、商品の企画提案から開発、生産・物流の手配まで、トータルに関われるのは、OEMの仕事の醍醐味だと思います。部門ごとに分かれた仕事とは異なり、自分の「想い」を一貫して形にできるという面白さがあります。私自身も、今後ゼロからの商品開発をしてみたいです。キャラクターに合わせた可愛いお菓子を作って、より多くのお客様の手に届くといいなと思っています。アンテナを張り、いろんな情報を集め、取引先の期待を超える提案ができるよう頑張っていきます。

※部署名はインタビュー当時のものです。

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私の仕事をパワーアップしてくれたのはこれ! 今は料理にはまっています。大学で食品栄養学を勉強していたこともあって、食品に関わる仕事がしたいと思っていました。お菓子を作るのが好きで、よく作っていたのですが、1年くらい前から一人暮らしを始めて、料理をする必要性に迫られ…、今はとても楽しんでいます。土日にまとめて作っておくことが多いのですが、平日に帰宅してから作ることもあります。仕事でうまくいかないことがあっても、家に帰って美味しい料理が作れれば、1つ成功体験ができて1日が終われるので、気分転換になり、モチベーションアップにも繋がります。普段は洋食を作ることが多く、オムライスとか、冬なら簡単にできる鍋ですね。自分で作れば好きな味にできますし、やはり仕事をするうえでは健康が一番と思っています。