MASAHIRO
MARUYAMA

経営企画丸山 真弘2011年入社
株式会社ヨックモックホールディングス出向
グループ全体の経営判断に関わる部署。
責任もあるが、自分の提案が受け入れられる醍醐味も。

入社後、西武池袋店にて販売を半年間経験。その後、営業第一グループへ配属となり、東京駅や羽田空港などでさらなる販売経験を積む。そして、2012年5月より営業として郊外の百貨店を主に担当する。その後営業政策グループでマーケティング手法に基づき、営業施策の方向性を提示する業務に携わる。2013年10月、現在の経営企画グループに異動し、ヨックモックグループ全体の経営判断にも関わる業務を行っている。

将来を方向づける経営企画の業務
「様々な視点でものごとを捉える」ことがとても大切

写真

現在、私が経営企画グループで主に担当しているのが、グループ会社全体を統括するヨックモックホールディングスの予算および実行計画の作成と進捗管理、グループ会社を含めた業績評価制度の作成と運用、ヨックモックホールディングス所有の賃貸ビルにおける契約および収支管理といった実務です。

異動当初は、それまでとは全く異なる業務内容のため、ひたすら学び、知識の習得に努めたという印象です。会社の制度を学び、簿記の勉強をし、経営に関するセミナーにも通いました。社外での研修・セミナー参加には、会社のサポート制度があります。

2年目には、2017年度以降の中期計画策定のためのシミュレーションを行いました。初めての経験で、なかなかイメージがつかめなかったものの、現在運用中のものの流れを読み、そこで使われている情報の更新から着手しました。また、実績だけでなく、中期計画で想定されている投資案件に関しての資料も収集し、シミュレーションを作成していきました。こうした“経営の未来を読む”という作業はとても難しいのですが、自分の作成した資料や提案を基に経営判断が行われると思うと、責任の重さとともに、大きなやりがいを感じます。

経営企画の仕事をしていくうえで、私が心がけているのは「様々な視点でものごとを捉える」こと。制度設計やシミュレーションなどを行う際、あるいは提案や発言を行う時・聞く時も、自分が良いと思っている視点だけでなく、他の視点から見たらどうか、なども考えるよう心がけています。社員、経営陣、ヨックモックグループ全体、ホールディングス、あるいは各事業会社…、経営企画の仕事はそれぞれの将来を方向づけるものとなるだけに、視点の持ち方はとても大切です。

賞与にも連動する、会社業績評価制度の改善を任される
苦労はしたものの、大きな経験に

写真

これまで私が主担当として行った業務で、もっともチャレンジしたのが会社業績評価制度の改善です。これは、ヨックモックグループ各社の業績を評価し、改善に繋げていくための制度で、当社の場合はこの結果が賞与支給に連動するというものです。この制度の運用には2つの課題がありました。1つは、社員がグループ全体の視点を持って仕事ができるように。もう1つは、業績を評価するにあたり、評価の視点に偏りが生じていたこと。こうした課題に関する要因を分析し、様々な視点から検討したうえでの改善案を求められました。

まだ異動後間もない時期。財務諸表と向き合ったこともなければ、損益計算書の読み方もわからないような状況で、どのような提案をすればよいか、最初は検討もつきませんでした。そこで、会計知識の習得と社内制度の理解からはじめ、課題を改善するための方法を検討していきました。たたき台となる案を作り、先輩のアドバイスをもらい、再度練り直す。過去の決算資料に基づいたシミュレーションや、経営陣と社員、それぞれの視点に立った捉え方の検討も行いました。改善とはいえ制度を作り、それを説得するための文章を作るという作業は、なかなか大変でした。

結果的には、グループ視点の改善に特化した案、グループ視点の改善に加え損益計算書の指標を見直した案、グループ視点の改善に加え複数指標を加えた案の3つのパターンを提案。最終的に、グループ視点の改善に特化した案が採用され、現在運用されています。

苦労もしましたが、この業務を任されたことで、経営企画としての制度提案の重みを感じることができ、非常に大きな経験になったと思います。

2017年度から2019年度までは、10カ年計画の最後のフェーズとなる重要な3年間。直近の仕事としては、その中期3カ年計画の立案・実行に携わっていきたいと考えています。経営企画は、経営の意思を社員に伝えると同時に、社員の立場から経営への提言も求められる部署。両者の意思疎通をよりスムーズに行えるよう環境を整え、会社の未来に役立つ仕事を積極的に担っていきたいと思っています。

※部署名はインタビュー当時のものです。

写真

私の仕事をパワーアップしてくれたのはこれ! デスクワークが多いので、休日はスポーツや旅行などでリフレッシュしています。スポーツはやるのも観るのも好きで、特に野球はずっと続けていて、今も社内の野球チームに所属しています。夏には有給休暇を取得し、メジャーリーグの観戦にニューヨークへ一人旅したこともあります。昨年は香港・マカオにも行きました。海外では、ヨックモックの店舗があれば見に行きますね。海を越えてたどり着いたシガールを見ると、普段の仕事がここに繋がっているのを実感し、頑張ろうという気持ちが湧いてきます。旅先では様々な新しい視点が得られ、また好きな趣味を楽しむことで、有意義な時間が過ごせていると思います。次は、ヨーロッパでプロサッカー観戦ができたらいいなと、現在計画を練っているところです。