代表メッセージ

ヨックモックブランドの価値とは何か

新型コロナウイルスは収束に向かい、国内人流やインバウンドの回復により、経済活動も活性化しています。当社もその波に乗り遅れることなく、2023年度はコロナ前の業績を超えることができました。これは、当社がかねてより築き上げてきたお客様との強固な関係性に加え、昨今の著しい市場の変化を捉え、その変化に柔軟に対応してきたからこそだと感じています。

ヨックモックブランドは、50年以上もの長きに亘り着実に成長を続けてきました。一方でお客様の消費行動の変化や高齢化という課題もあります。このようなゆっくりと進む変化に対しても、創業以来お客様からいただいてきたヨックモックの評価とは果たして何によるものなのかを分析し、仮説を立てて検証しながら課題に取り組んでいます。

「ヨックモックを贈るといい関係が築ける」、そうおっしゃってくださるお客様の声をよく耳にします。そうした人と人とのつながりをつくり出す事の重要性を私たちがしっかり理解し、より多くの人たちをつないでいきたい。その実現を目指し、近年はマーケティングとブランディングを強化してきました。さまざまな角度から検証を行い、お菓子のあるシーンをどのように生み出すか、将来ギフトとして贈るならどんなお菓子が求められるか。未来のお客様に向けた理解を進めています。

また、お客様を理解するために独自のコミュニケーション施策の構築も進めています。今後も市場での存在感を強く打ち出し、「ヨックモックで買いたい」とお客様に思っていただくためにはどうすればいいのか、既存のやり方に捉われることなく取り組んでいます。大切な人のことを思うときに、ヨックモックを選んでいただけるよう、商品だけではない「ヨックモックの価値」を創り上げながら企業活動を行っています。 創業から続くヨックモックの精神、「菓子は製造するものではなく、創造するもの」とは、まさにそれを捉えた言葉だといえます。

お客様の期待を超えるチャレンジを

お菓子という嗜好品を扱う企業にとって、最も大事なのはお客様に「感動」していただくことです。感動は、期待値を超えた時にはじめて生まれるもの。常にお客様の期待値を理解し、それを超えて感動を導き出す行動を起こせる、そんな方にヨックモックに来ていただきたいと思います。そうした力を携えるには、研修はもとより、何をどう学ぶべきか、自ら考え、自ら学びの場を求めチャレンジしていくことも大切だと思います。当社には、通信講座や資格取得のための勉強の費用を補助する自己啓発制度もあります。それらを活用し、自らの目標に向けて積極的に取り組んで、自身の可能性を最大化してほしいと思います。

得意分野を持ち、突破力を手にする

これからは、ジェネラリストだけでなくスペシャリスト、または双方を兼ね備えた人材が求められる時代になると思います。今でいえば、ITスキルの高い人はアドバンテージを持っているといえるでしょう。ITに限りませんが、得意分野を持っていれば、それが突破力となって、新たな分野のドアを開けていくことも可能になります。ぜひ、そうした熱い想いを持った人たち、素質のある人たちに、ヨックモックの新たな未来を切り開くための挑戦をしてほしいと思っています。我々は、そんな皆さんにお会いできるのを楽しみにしております。

ヨックモック代表取締役 藤縄武士