AKANE
SHUTO

管理会計首藤朱音2020年入社
株式会社ヨックモックホールディングス出向
管理会計は会社の未来に向けて
データで経営の意思決定を支える部署。

コロナ禍での入社のため、在宅研修を約2ヶ月、その後は物流倉庫で半年ほど包装やeコマースの受注業務に携わる。10月から日本橋三越本店にて販売を経験。2021年10月、財務経理グループ・管理会計チームに配属となり、現在は各部の予算管理や年度見通しの損益計算書の作成などを担当。

資料作成はミスなくスピーディに
数値の背景を読みとく

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私の所属する財務経理グループは、財務経理チームと管理会計チームがあり、どちらも会社の数値を扱っているという点では一緒ですが、大まかに財務経理が「過去会計」、管理会計が「未来会計」と言われることが多いです。

財務経理は、税務署など外部のステークホルダーに対して会社の業績を報告するための決算書を作ることが主な仕事で、定められた会計基準に則って報告書を作成します。その時、“正解”となる数値は1つしかありません。一方、管理会計にはそうしたルールや決まりはなく、会社の中で活用しやすい数値を作ることを仕事の主にしています。例えば、店舗別やブランド別での利益計算といった今後の展開を考えていくうえでの指標となる数値の算出です。

配属当初は、「管理会計」とは何かもわからず、正直戸惑いました。ただ、就職に役立つと思い、簿記の資格を取っていたので、経理の知識はゼロではありませんでした。参考書を購入して勉強もしましたが、スタート時から上司の細やかなフォローがあり、仕事は問題なく慣れていきました。実際の業務でも、当初は決まったデータを作る作業的なことが主でしたが、今は数値のもつ意味を理解し、利益に予算との差が生じた場合などはその理由を把握できるよう努めています。

作成する資料に関しては、毎月締め切りが決まっているものもあり、そうした資料の中には経営層が会社の業績判断や戦略決定に活用するデータもあるため、ミスなくスピーディにやり終えた時はやりがいを感じます。また、依頼を受けて新規に資料を作成する際には、目的や活用する数値データ、締め切りなどを確認し、認識違いが起きないよう気をつけています。必要なデータが算出できて、依頼元の社員から「わかりやすい」といった評価がもらえた時はとても嬉しく思います。

マーケティング部門を中心に販売戦略の構築に向けて
「事業付加価値会計」の社内浸透を推進

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ブランド・チャネル別の単位で把握する利益をヨックモックでは「事業付加価値」と呼んでいて、その算出を管理会計チームが担当しています。一つ一つの店舗毎にまで、売上や利益を細分化して見ることができるようにし、店舗やチャネルの特性に合わせた販売戦略の立案に繋げています。また、2023年度からは「事業付加価値」を商品別でも捉えられるよう、運用をスタートさせました。

この商品別「事業付加価値」を会社全体で活用することを目的に、まずは対象部門への説明会を実施することとし、最も活用頻度が高いと思われるマーケティングの部署からスタートさせました。私はその説明会用の資料作成を任されました。配属2年目で、「事業付加価値会計」についてもまだまだ勉強中の身。説明資料を作成する難しさを感じましたが、勉強中であるからこそ、どこが伝わりにくいのか、どう表現すれば理解しやすいのかといったポイントはわかっていたので、それを意識しながら資料作りに当たりました。

説明会実施後、その様子を社内SNSにアップしたところ、他部署からも説明会開催の要望をいただき、追加開催もしました。実際、開催してわかったのは、自分が思っていたよりも、このシステムを活用するにあたっての基本的な情報が知られていないということでした。もちろん、既にご存知の方もいらっしゃるので、そうした認知度の差がある中、どのようにして全社的に浸透させていくか。説明会で得た生の反応や感じた改善点を元に、説明資料のブラッシュアップも含め、これから検討していこうと考えています。

「事業付加価値会計」の算出には、専用のシステムを使うのですがアップロードする様々なデータの更新が必要になります。今回、予算数値を算出するにあたっては、私がデータ全般の更新を担当しました。ただ単に決まった情報を入力するだけではなく、他のデータとのリンクがある複雑な内容で、理解するところから時間を要しましたが、なんとか無事にエラーなく作成することができ安堵しました。

今後は、会社や各部門における意思決定により貢献できるよう、根拠のある定量的な指標の設定に役立つデータの提供がしたいと考えています。そのためにも、まずは「事業付加価値会計」の活用方法の浸透をしっかりと行っていきたいと思います。

※部署名はインタビュー当時のものです。

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私の仕事をパワーアップしてくれたのはこれ! コロナ禍真っただ中の2020年GWに、ゲーム機を買い、以来ずっとゲームにハマっています。今は主に2種類のゲームをやっていて、1つはシリーズを通して1,500時間ほどプレイしていました…。勝てば勝つほどランクが上がる過程が楽しく、ゲーム内でイベントがある時は、1日のゲームスケジュールを立て、ご飯を食べるのを忘れるほどハマる時も。上達できない時は、上手い人の動画を見て学んだり、自分のプレイ動画を見直して改善ポイントを見つけるなど、PDCAの練習になっているかもしれません(笑)。最近は体を動かすことも大事と思い、ジムでリフレッシュする時間も作っています。