SAKI
URANO

商品開発浦野沙樹2020年入社
企画をカタチにし「美味しい」を創る。
驚きのあるお菓子を開発したい。

[キャリア採用]

製菓学校を卒業後、百貨店での和菓子販売、社会人野球部寮での食事提供を経て、コンビニ向けの商品開発メーカーに入社。和菓子の開発に約8年携わる。自社ブランドを持つ会社で開発をしてみたいと思い、転職活動を開始。その後、2020年ヨックモックへ入社。

ヨックモックらしさを大切にしながら要望にも応える
商談での評価がやりがいに

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商品開発は、新商品を具現化することが主な仕事です。企画など、他部門と商品のイメージやコンセプト案をすり合わせながら、試作を重ね、配合・レシピの組み立てから、工場で安定的に製造が出来るように落とし込みのプロセスにも携わります。現在は、ブランドやお菓子の種類別に担当が分かれており、私はヨックモックブランドの新しいクッキーの開発と、他社商品を受託して開発・製造する「OEM」の焼き菓子を担当しています。どちらも商品開発グループだけで完結する仕事ではなく、企画やマーケティング、仕入や工場など、さまざまな部署と日々連携を取りながら業務を進めています。

例えばOEMでは、テーマパークをはじめとする取引先の要望を営業がヒアリング。その要望をもとに社内で打ち合わせを行い、商品開発が商談用のサンプルを作ります。OEMで大切にしているのは、ヨックモックブランドの要素を残しながら取引先の要望に最大限応えることです。ヨックモックの強みであるラングドシャの確かな美味しさをベースに、時には原料メーカーの方の知見を借りながら試行錯誤を重ねています。

仕事をする中で、自分の作ったお菓子を試食してもらい「美味しいね」「これなら上手くいきそうだね」といった声をもらうと、やはり嬉しく、やりがいを感じます。もちろん販売されてお客様の手に渡って「美味しい」と言っていただくのがいちばんですが、その手前のステップとして社内や商談での評価も励みになります。もう1つのやりがいは、自分が開発した商品を、自社の名前で世に出せること。前職のコンビニ向け商品の開発では、表に出るのはコンビニの名前でしたので、そこが自社ブランドを持つ会社の良さだと感じます。また、販売までの流れを理解したうえで開発できることも、自社ブランドを持っている会社ならではだと思います。

主担当として季節限定商品の開発に挑戦
試行錯誤の経験が自身の成長に

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これまで担当した仕事の中で最も難しかったのは、季節限定の新しいクッキーの開発です。全国販売が予定された商品で、開発の主担当を任されることになりました。売上目標と利益額の規模感を聞いて、最初は「本当に自分でよいのか」と悩みました。さらに、普段関わりのない部署と議論を進める中、打ち合わせでは何品ものフレーバーの提案が…。大きなプレッシャーと不安を感じました。

企画がプランを立案、マーケティングがお客様にインタビューや試食を行い、仕入が原料の確保を確認するなど、部門横断で約2年かけて開発に取り組みました。それぞれの立場でやりたいことや作りたいものがある一方、お客様へ届けるためには、工場で生産出来るものという現実的な制約もあるため、商品開発として「それは今のままでは作れない」と言わざるを得ない場面もありました。しかし「できない」の一言で片づけてしまうと、それ以上何も生まれないため、「どこまでなら実現可能か」を模索することを意識して行いました。試作については、いずれも過去に試したことのないチャレンジングなフレーバーでしたが、優先順位をつけながら何週間もクッキーを焼き続け、最終的には30種類、約400個の試作品を仕上げることができました。

開発したクッキーは試食会や役員を交えた会議などを経て、商品化自体は見送りとなりましたが、配合は他の商品に活かされることになりました。今回異なる意見を持つ方とのディスカッションや試食会を通して、多くの学びを得ることができ、自身の成長につながったと思っています。

今後も引き続き、新しいクッキーの開発に取り組み、「ヨックモックからこんな商品が出たんだ!」と驚きを与えられるお菓子を生み出したいです。そして将来的には、ヨックモックの代表商品であるシガールの「対」になるようなお菓子を開発したいと考えています。

※部署名はインタビュー当時のものです。

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私の仕事をパワーアップしてくれたのはこれ! 沖縄の離島が好きで、コロナ禍前は石垣島や宮古島、西表島によく行っていました。海が綺麗で海中も神秘的な景色が広がっているので、潜りに行くことが多いです。海に潜っていると自分の呼吸音しか聞こえず、無心になれます。また、ゲストハウスに泊まって、一人で来た人同士でご飯に行ったり遊びに行ったり、島の方と一緒にお酒を飲んだり。初対面でも友だちのように接してくれるフレンドリーな島の方の雰囲気も好きで、そういった旅先でのリフレッシュが日々の活力になっていると思います。最近はなかなか行けませんでしたが、今年は久しぶりに沖縄に行く予定なので今から楽しみにしています。