次の50年も、原点を忘れず、
まごころ込めたお菓子で
人を幸せにするという
責を全うする
「菓子は人間の生活に欠くことのできないものである。」
創業者であり父である藤縄 則一が残したこの言葉には、生涯を菓子づくりに生きた原点が垣間見え、お菓子で人を幸せにしたいと願った父の信念が込められているように感じます。
創業者は、戦後、原材料の確保に苦労しながらもお菓子をつくり、空腹を抱える人々を笑顔にする中で、菓子づくり一筋に生きていくことを決意いたしました。復興を果たし高度経済成長期に入った日本で、人々の生活も嗜好も市場も大きな変化をむかえ中小菓子メーカーが大きな岐路に立たされたとき、創業者は自らの信念と仲間を信じ、大いなるチャレンジを行いました。そして1969年8月8日、株式会社ヨックモックが誕生いたしました。
シガールというクッキーが世に出て以降、多くのお客様にご支持をいただき、50年の長きにわたりご愛顧を賜われたことは、この上ない喜びに他なりません。原材料に妥協せず、最高の技術でまごころを込めてお菓子をつくる。人間の生活になくてはならない「食」という文化の一端を担い、お菓子で人を幸せにするという責をこれからも全うできるよう、この50年間に慢心することなく、誠実な歩みを続けて参る所存です。
これからも、我々の使命は、
人と人とをつなぎ、
美味しさと笑顔が共にある
未来を創り続けること
まだ世の中にない美味しさを創造して沢山の人に届けたい。
その一心から生まれたヨックモックのお菓子は、1969年、当時の人々に瞬く間に受け入れられ、中元・歳暮というギフト文化の盛り上がりとともに広く世の中に知れ渡り、人と人とをつなぐお菓子として皆様に今日まで育てていただいて参りました。また、有り難いことに、ヨックモックブランドは日本のみならず海外においてもその味を認めていただき、アメリカやアジア圏を中心に現地に即したギフト文化に微力ながら貢献することが出来ています。心より感謝申し上げます。
この50年間で、私たちを取り巻く環境は大きく変化いたしました。人と人との関わり方も少しずつ変容し、お菓子が果たす役割、すなわち当グループが果たす役割も変容・多様化してきたと感じております。この変化に臆することなく、果敢な挑戦を続け今日のヨックモックグループの礎を築いた先人たちへ深い敬意を表しますと同時に、設立50周年時に社長を務める身として、その意思を後世絶やさず継承していく責任を改めて感じている次第です。
今後私たちが直面する世界は、今よりも変化に富み、そのスピードも速いものに他ならないでしょう。そのような世の中においても、人と人とをつなぎ、美味しさと笑顔が共にある未来を創り続けていくことこそ、我々の使命であると決意を新たにしております。
これからもヨックモックグループ一丸となり、「私たちのお菓子にできること」を追求し、真摯に取り組んでいく覚悟ですので、変わらぬご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。